(1) 液体培地への接種 |
| 菌株の場合、通常は白金耳の先を培地面に触れるだけで十分ですが、濃厚に接種するときには、試験管内の培地面の少し上の管壁に白金耳をこすりつけて菌隗をほぐしながら培地中へ均一に拡散させるように接種します。液体培地の場合、摂取量が培地量の10%以内であればそのまま混和してもかまいませんが、接種検体量が多い場合には培地の濃度を高くして調整し、検体を接種後に通常の培地濃度になるようにする必要があります。 |
(2) 平板培地への接種
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A ) 白金耳での塗抹
白金耳の先を培地面に軽く触れた状態で培地全面に走らせるのを基本とします。菌数が多い検体から独立集落を作らせる塗抹法はいくつかありますが、一般的には培地の一部分(1/4位)に検体を塗抹後、白金耳を焼いて滅菌してから最初の塗抹部分の一部を引っかけ、残りの培地面に塗り広げます。 |
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B ) コンラージ棒による塗抹 |
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主に液状検体中の菌数を調べるときの塗抹法で、検体接種量が少ない場合に適用できる方法です。検体0.1mL(1〜3滴)以内の一定量を培地に滴下して、直ちにコンラージ棒で培地全面に塗り広げます(培地の表面が乾いている必要があります)。 |
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C ) 混釈培養法
主に液状検体中の菌数を調べる(固形物は希釈液で溶解して)ときの塗抹法で、接種検体 量が多い場合にも適用できる方法です。シャーレに一定量の検体(通常2mL以内)を入れ、 これに約50度に保温した培地を加え、シャーレを揺り動かして検体と培地を混和してから 静置、培地を凝固させます。プロテウス等が遊走してしまうような培地では、混釈後凝固し た培地の表面に未接種の培地を薄く重層(通常5mLくらい)すれば防止できます。 |
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D ) 半高層培地への接種
SIM培地やLIM培地などの運動性をみる培地への接種は、白金線を用いて培地の中央に 半分位の深さまで穿刺します。TGC培地やGAM半流動高層培地などの無菌性試験をする 培地への接種は、検体を吸い上げたパスツールピペットを培地の底まで刺し入れ検体を 少しずつ出しながら、ピペットを徐々に引き抜いて培地全層に接種します。 |
E ) 半斜面培地への接種
白金線(白金耳ではない)を用いて、高層部に培地の底まで穿刺してから、斜面全面に塗 抹します。 |
F ) 斜面培地への接種
白金耳(または白金線)を用いて、斜面全体に塗抹します。培地の下部にたまっている凝 固水に触れて、表面をぬらすようにして塗抹するとスムーズに接種できます。 |
注)一般的には白金耳と白金線の2種類があります。 |
 白金耳 ・・・ |
ニクロム線の先をループ状にまるめたもの。主に平板培地への塗抹に使用されます。 |
| 白金線 ・・・ |
ニクロム線の先をそのまま、まっすぐにしたもの。主に平板培地上の集落の釣菌や確認培地への接種に使用される。高層培地への穿刺は白金線を使用する。 |
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