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 発色酵素基質培地

 ECブルー
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酵素基質法培地

近年、集団食中毒の発生に伴い、汚染指標としての大腸菌群検査とともに大腸菌検査の重要性が再認識されています。食品や環境中の大腸菌および大腸菌群検査には、従来からデゾキシコレート寒天培地やEC培地を用いる方法が多く実施されていますが、判定面などでいくつかの問題点が指摘されています。 XM-G寒天培地 「ニッスイ」 および X-GAL寒天培地 「ニッスイ」 は、酵素基質法を利用した大腸菌・大腸菌群用の培地です。大腸菌と大腸菌群が特異的に保有、産生する酵素の活性を判定の指標とするため、従来法で必要のあった推定試験や確定試験を必要とせずに、大腸菌や大腸菌群の検査を確実に、しかも簡単に実施できます。
 大腸菌群用
 X-GAL 寒天培地 「ニッスイ」
X-GAL
35℃、20時間培養(E.coli)
食品衛生検査指針2004収載

大腸菌および大腸菌群を簡単・明確に判定できます。
 

(1)
合成酵素基質(X-GAL)の処方により、大腸菌群を効率よく、しかも明瞭に鑑別できます
・大腸菌群は、青色コロニーを形成します。

(2)
大腸菌、大腸菌群以外の菌は、発育を抑制されるか、発育しても発色しません。

(3)
大腸菌群の発育支持能に優れ、損傷菌の検出にも有用です。


 大腸菌・大腸菌群用
 XM-G 寒天培地 「ニッスイ」
XM-G
35℃、20時間培養(E.coli・E.cloacae・S.marcescens)
食品衛生検査指針2004収載

大腸菌および大腸菌群を簡単・明確に判定できます。
 

(1)
2種類の合成酵素基質(X-GLUC、MAGENTA-GAL)の処方により、大腸菌と大腸菌群を1枚のビア地で明瞭に鑑別できます。
・大腸菌は、青色コロニーを形成します。
・大腸菌群は、赤色コロニーを形成します。

(2)
大腸菌、大腸菌群以外の菌は、発育を抑制されるか、発育しても発色しません。

(3)
大腸菌と大腸菌群の発育支持能に優れ、損傷菌の検出にも有用です。


XM-G寒天培地とX-GAL寒天培地との比較

培 地 名
X-GAL寒天培地 XM-G寒天培地

使用目的

食品や環境材料中の大腸菌群の検出

食品や環境材料中の大腸菌および大腸菌群の検出
培地の特長 グラム陰性菌選択培地に 発色酵素基質(X-GAL) が添加されており、大腸菌群を青色の発色で判別できます。また、損傷菌に対しても高い検出率を示します。 グラム陰性菌選択培地に 2種類の発色酵素基質(X-GLUC、MAGENTA-GAL) が添加されており、大腸菌を青色の発色で、大腸菌群を赤色の発色で判別できます。また、損傷菌に対しても高い検出率を示します。
コロニー色 大腸菌:青色(青〜青紫)のコロニー

※大腸菌、大腸菌群以外のグラム陰性菌は、発育し
  ないか、発育しても培地色〜白色のコロニーを形
  成します。
大腸菌:青色(青〜青紫)のコロニー
大腸菌群:赤色(ピンク〜赤紫)のコロニー

※大腸菌、大腸菌群以外のグラム陰性菌は、発育し
  ないか、発育しても培地色〜白色のコロニーを形
  成します。
発色機構 酵素基質X-GALは大腸菌群が特異的に保有・産生する酵素 β-ガラクトシダーゼ により分解され、ブロモクロロインドリンが生成します。ボロモクロロインドリンは酸化縮合し青色色素ブロモクロロインジゴを生成します。

注:XM-G寒天培地、X-GAL寒天培地に処方されている発
  色酵素基質(X-GLUC、MAGENTA-GAL、X-GAL)は、
  すべて食品衛生検査指針に収載された酵素基質です。
酵素基質X-GLUCは大腸菌が特異的に保有・産生する酵素 β-グルコロニダーゼ により分解され、青色色素を生成します。また、酵素基質MAGENTA-GALは、大腸菌群が特異的に保有・産生する β-ガラクトシダーゼ により分解され、赤色色素を生成します。
培地組成
44.3g(培地1L)中
 ペプトン15.0g
 酵母エキス5.0g
 ピルビン酸ナトリウム1.0g
 塩化ナトリウム5.0g
 リン酸一水素ナトリウム2.0g
 硝酸カリウム1.0g
 ラウリル硫酸ナトリウム0.15g
 5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-
 β-D-ガラクトピラノシド (X-GAL)
0.15g
 カンテン15.0g

pH 7.1±
39.3g(培地1L)中
 ペプトン10.0g
 ピルビン酸ナトリウム1.0g
 L-トリプトファン1.0g
 D-ソルビトール1.0g
 塩化ナトリウム5.0g
 リン酸二水素ナトリウム2.2g
 リン酸一水素ナトリウム2.7g
 硝酸カリウム1.0g
 ラウリル硫酸ナトリウム0.2g
 5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-
 β-D-グルクロニド (X-GLUC)
0.1g
 5-ブロモ-6-クロロ-3-インドリル-
 β-D-ガラクトピラノシド (MAGENTA-GAL) 0.1g
 カンテン15.0g

pH 7.2±
使用方法 培地44.3gを精製水1,000mLに加温溶解し、121℃で15分間高圧蒸気滅菌します。シャーレに約20mLずつ分注し、混釈または平板で、35〜37℃、20±2時間培養します。 培地39.3gを精製水1,000mLに加温溶解し、121℃で15分間高圧蒸気滅菌します。シャーレに約20mLずつ分注し、混釈または平板で、35〜37℃、20±2時間培養します。


 サルモネラ用
 X-SAL 寒天培地 「ニッスイ」
X-SAL
サルモネラは、日本において発生件数が常に上位の代表的な食中毒菌です。
X-SAL寒天培地は、発色酵素基質を用いているため、硫化水素非産生サルモネラも確実に選択分離できます。


[ 特   徴 ]

本培地は、従来からの硫化水素産生による鑑別機能に加え、酵素基質の発色による鑑別機能を付加したサルモネラの選択分離用培地です。

1枚の培地で硫化水素産生サルモネラと非産生サルモネラを同時に鑑別することができます。このため、サルモネラの検出率を高めることができます。

[培地の使用法]

本品68.2gを精製水1,000mLに加温溶解し、約20mLずつシャーレに分注して平板とします。
注:高圧蒸気滅菌をしてはならない。

培地表面を十分に乾燥させてから使用します。
被検材料をそのまま、または増菌培養後塗布し、35〜37℃で18〜24時間培養します。

[ 鑑 別 法 ]

サルモネラは黒色から緑色の半透明集落(硫化水素産生株は黒色から深緑色、非産生株は緑色)を形成します。

サルモネラ以外の多くの腸内細菌はピンク〜赤紫色の集落を形成します。
たとえば大腸菌群は赤色不透明集落(まれに酵素基質を利用し集落中心部が青色になることがあります)、プロテウスは褐色透明集落を形成します。
Salmonella H 2S(+) Salmonella H 2S(-) Proteus属 Citrobacter属 Pseudomonas属

[ 組   成 ]
68.2g(培地1L)中
ペプトン18.5g
肉エキス2.5g
酵母エキス1.0g
乳糖10.0g
白糖10.0g
L-リジン塩酸塩5.0g
チオ硫酸ナトリウム2.0g
クエン酸鉄アンモニウム1.0g
クエン酸ナトリウム1.0g
胆汁酸塩2.0g
ニュートラルレッド0.03g
発色酵素基質0.2g
カンテン15.0g

pH 7.0±


 黄色ブドウ球菌用
 X-SA 寒天培地 「ニッスイ」
X-SA
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
発色酵素基質の利用により24時間の培養で黄色ブドウ球菌の鑑別が可能です。

[ 特   徴 ]

本培地は、発色酵素基質を用いた培地で、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus )の判定が35〜37℃、22〜24時間培養で可能です。

集落に色が着くため、簡単・明瞭に判定できます。

グラム陰性桿菌、腸球菌、酵母様真菌の発育は抑制されます。

[培地の使用法]

・培地表面を十分に乾燥させてから使用します。

被検材料をそのまま、または増菌培養後塗布し、35〜37℃で22〜24時間培養します。
※培養温度、培養時間を厳守してください。
[ 鑑 別 法 ]

発色酵素基質により黄色ブドウ球菌は、青(水)色の集落を形成します。

Bachillus sp. が発育し、薄い青(水)色集落を形成することがあります。扁平状で光沢のない集落を形成しますので、グラム染色などで鑑別してください。

黄色ブドウ球菌の確定には、コアグラーゼ試験等の性状試験を実施し、同定してください。

[ 組   成 ] 
51.0g(培地1L)中
ペプトン13.0g
肉エキス3.0g
塩化リチウム10.0g
マンニット10.0g
寒天14.0g
選択剤0.7g
発色酵素基質0.3g

pH 7.3±


 腸炎ビブリオ用
 X-VP 寒天培地 「ニッスイ」 食品衛生検査指針 微生物編2004収載

X-VP
TCBS寒天培地
腸炎ビブリオは、日本において発生件数が常に上位の代表的な食中毒菌です。
X-VP寒天培地は、発色酵素基質を用いているため、TCBS寒天培地で見分けにくかった菌も確実に選択分離できます。


[ 特   徴 ]

酵素基質による集落の発色を原理としてるため鑑別は明瞭です。
(TCBS寒天のように近接集落の影響を受けません)

V.vulnificus は淡桃色〜赤紫色の集落として鑑別できます。

[培地の使用法]

本品102.4gを精製水1,000mLに加温溶解し、約20mLずつシャーレに分注して平板とします。
注:高圧蒸気滅菌をしてはならない。

培地表面を十分に乾燥させてから使用します。
被検材料をそのまま、または増菌培養後塗布し、35〜37℃で18〜24時間培養します。

[ 鑑 別 法 ]

腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus )は青〜青緑色の集落を形成します。

V.vulnificusV.choleraeV.minicus は淡桃色〜赤紫色の集落を形成します。また、V.alginolyticus は発色せずに乳白色の集落を形成します。

大腸菌群やビブリオ属以外の菌は発育が抑制されます。
腸炎ビブリオ V.alginolyticus V.vulnificus V.cholerae V.mimicus

[ 組   成 ]
102.4g(培地1L)中
ペプトン10.0g
酵母エキス5.0g
白糖30.0g
チオ硫酸ナトリウム6.4g
クエン酸ナトリウム10.0g
塩化ナトリウム20.0g
ピルビン酸ナトリウム5.0g
胆汁酸塩3.0g
選択剤0.27g
発色酵素基質0.25g
カンテン12.5g

pH 8.8±


 製品および関連製品
用 途 品 名 製品
コード
包 装 価 格 状 態 貯法・使用期限
大腸菌群の
選択分離培地
X-GAL寒天培地「ニッスイ」 05631 300g 12,000円 顆粒 室温・防湿、製造後3年間
大腸菌・大腸菌群
の選択分離培地
XM-G寒天培地「ニッスイ」 05632 300g 16,000円 顆粒 室温・防湿、製造後3年間
サルモネラの
選択分離培地
X-SAL寒天培地「ニッスイ」 05140 300g 16,000円 顆粒 室温保存(要防湿)3年間
黄色ブドウ球菌
選択分離用
ニッスイプレート
X-SA寒天培地
51027 10枚 2,000円 生培地 4〜10℃(禁凍結)・4ヶ月間
X-SA寒天培地「ニッスイ」 56230 10.2g×30 26,800円 顆粒 室温・防湿、製造後2年間
腸炎ビブリオの
選択分離培地
X-VP寒天培地「ニッスイ」 05135 300g 12,000円 粉末 室温保存(要防湿)3年間



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